りん脱酸銅板 C1220

材質コード:C1220 / JIS記号:C1220

りん脱酸銅板 C1220(C1220)の材質イメージ

りん脱酸銅板C1220は、C1100にりんを添加して脱酸処理を施した銅材で、酸素含有量が極めて低いのが特徴です。溶接性・曲げ加工性に優れ、ガス配管や精密部品に広く使われます。

基本情報

りん脱酸銅板 C1220の基本情報
材質コードC1220
JIS記号C1220
カテゴリ
取扱板厚0.2〜30.0mm27種類)
取扱SKU数218

特徴

  • 酸素含有量が低く、水素脆化のリスクが少ない
  • 溶接性・ろう付け性がC1100より優れる
  • 展延性が高く複雑な曲げ加工にも耐える
  • 耐食性はC1100と同等だが、溶接後も安定

主な用途

  • スプリンクラー配管材料
  • ガス・水道配管
  • 熱交換器用銅管
  • 精密機器部品
  • 芸術作品・金属工芸

加工のポイント

シャーリング切断はC1100と同様に容易ですが、より均質なため切断面がきれいです。曲げ加工は特に優れており、厳しい曲げRでも割れにくいです。溶接(TIG)は脱酸銅のためC1100より酸化物が少なく、滑らかな仕上がりが得られます。穴あけ加工も良好で、バリの発生が少ないため後処理が容易です。

ご購入時の注意

  • C1100より高価な傾向があるため用途に応じて選定
  • 溶接後も水素脆化が起こりにくいが、極端な還元雰囲気では注意
  • 表面保護のため、保管時は湿気の多い場所を避け、銅用の防錆紙を使用

取扱板厚から選ぶ

よくある質問

C1220とC1100の違いは?

C1220はりん脱酸により酸素を除去しているため、水素脆化が起こりにくく、溶接やろう付けに適しています。C1100は導電性で優れるが、高温での溶接時には注意が必要です。

水素脆化とは何ですか?

銅中に酸素が含まれていると、高温で水素ガスが拡散し水蒸気を生成して割れを起こす現象です。C1220はこのリスクが低いため、溶接用途に推奨されます。

曲げ加工はC1100よりやりやすいですか?

はい、C1220は均質性が高く、厳しい曲げに対しても安定した加工が可能です。特に繰り返し曲げや複雑な形状の場合に有利です。