炭素鋼板 S45C(A)

材質コード:S45C-A / JIS記号:S45C

S45C(酸洗)は、機械構造用炭素鋼鋼材の代表格で、酸洗処理により表面の酸化スケールを除去した素材です。強度と靭性のバランスに優れ、汎用的な機械部品に広く使われます。

基本情報

炭素鋼板 S45C(A)の基本情報
材質コードS45C-A
JIS記号S45C
カテゴリ炭素鋼
取扱板厚2.3〜6.0mm6種類)
取扱SKU数6

特徴

  • 強度と靭性のバランスが良好で、機械部品に適しています。
  • 酸洗面により表面が清浄で、加工時の外観確認が容易です。
  • 熱処理による硬化が可能で、用途に応じて特性を調整できます。
  • コストパフォーマンスに優れ、大量生産にも向きます。

主な用途

  • シャフトやギアなどの機械部品
  • ボルトやナットの材料
  • 金型や治具の部品
  • 機械フレームやベースプレート
  • 自動車部品(シャーシ部品など)

加工のポイント

シャーリング切断は良好ですが、酸洗後の表面は防錆油が塗布されているため油分除去が必要です。曲げ加工は可能ですが、板厚が厚い場合は割れ防止のため曲げRを大きめに取ります。溶接は低水素系溶接棒を使用し、厚板では予熱を推奨します。

ご購入時の注意

  • 酸洗面は錆びやすいため、加工後は速やかに防錆処理を行ってください。
  • 表面に傷が付くと応力集中の原因となるので、取り扱いに注意します。
  • 寸法公差が厳しい用途では、熱処理による変形を見込んで加工してください。

取扱板厚から選ぶ

よくある質問

錆びますか?

酸洗材は表面の酸化被膜が除去されているため、通常の炭素鋼と同様に錆びやすいです。防錆油を塗布し、乾燥した場所で保管してください。

焼き入れはできますか?

可能です。S45Cは焼き入れ性が良好で、適切な加熱・冷却条件により硬度と強度を高められます。ただし、焼き入れ後は歪みが生じるため注意が必要です。

溶接のコツは?

低水素系の溶接材料を使い、板厚が厚い場合は予熱してから溶接すると割れを防ぎやすくなります。溶接後はゆっくり冷やしてください。適切な条件は板厚と拘束状態で変わるため、施工前に条件出しを行ってください。