炭素鋼板 S45C(黒皮)

材質コード:S45C-K / JIS記号:S45C

炭素鋼板 S45C(黒皮)(S45C-K)の材質イメージ

S45C(黒皮)は、熱間圧延ままの表面に酸化スケール(黒皮)が付いた状態の炭素鋼板です。酸洗材に比べ表面が粗く、コストを抑えた用途に適します。

基本情報

炭素鋼板 S45C(黒皮)の基本情報
材質コードS45C-K
JIS記号S45C
カテゴリ炭素鋼
取扱板厚3.2〜9.0mm4種類)
取扱SKU数4

特徴

  • 酸洗材より低コストで、経済的な材料です。
  • 表面の黒皮が一時的な防錆効果を持ちます。
  • 強度特性はS45C酸洗材と同等です。
  • 表面が粗いため、外観を重視しない用途に適します。
  • 黒皮が工具の摩耗を促進する場合があります。

主な用途

  • 建築構造部材(梁、柱)
  • 簡易治具や仮設材
  • 重量物のバックアップ材
  • 機械部品の荒材(後加工で削り出し)
  • 溶接構造物のベース材

加工のポイント

シャーリング切断は可能ですが、黒皮が硬いため刃の寿命が短くなる傾向があります。曲げ加工は酸洗材より割れやすいので、曲げRを大きく取ります。溶接の際は黒皮を除去しないとスラグ巻き込みや気孔の原因となるため、グラインダーで除去してください。

ご購入時の注意

  • 黒皮は剥がれやすく、剥がれた部分から錆が進行するため、必要に応じて防錆塗装を施します。
  • 表面状態が不均一なため、精密な寸法公差が要求される用途には不向きです。
  • 保管時に湿度が高いと黒皮の下で錆が発生する場合があるので、通気性の良い場所で保管します。

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よくある質問

酸洗材との違いは?

最大の違いは表面の黒皮の有無です。黒皮材は表面が粗くコストが安い一方、酸洗材は表面が清浄で加工性や外観に優れます。用途に応じて使い分けてください。

錆びますか?

黒皮自体はある程度の防錆効果がありますが、傷や切断面から錆が発生します。長期保管の場合は防錆油の塗布や乾燥環境での保管を推奨します。

塗装できますか?

可能ですが、黒皮の上に直接塗装すると密着性が悪いため、ブラスト処理や酸洗で黒皮を除去した後、プライマーを塗布してください。