冷間圧延鋼板 SPCC-SD

材質コード:SPCC-SD / JIS記号:SPCC

冷間圧延鋼板 SPCC-SD(SPCC-SD)の材質イメージ

SPCC-SDは冷間圧延鋼板(みがき材)のうち、標準調質・ダル仕上げの材質です。無光沢でやや梨地の落ち着いた表面を持ち、寸法精度が高く塗装のりが良いため、筐体やパネルなど塗装前提の部品に広く使われます。

基本情報

冷間圧延鋼板 SPCC-SDの基本情報
材質コードSPCC-SD
JIS記号SPCC
カテゴリ
取扱板厚0.3〜3.2mm15種類)
取扱SKU数178

特徴

  • ダル仕上げの無光沢な表面で、塗装やめっきの下地に向く
  • 冷間圧延により寸法精度が高く、板厚が均一
  • 加工性に優れ、プレスや曲げが容易
  • 表面が露出する製品に適し、塗装との相性が良い

主な用途

  • 電子機器の筐体・シャーシ
  • 自動車の内装パネル
  • 家電製品の外板
  • 事務機器のカバー
  • 精密機械の部品

加工のポイント

シャーリング切断では刃の摩耗を抑えるため表面の潤滑油を維持してください。レーザー切断は切断面が美しく出ますが、裏面にドロスが付着しやすいため適宜除去が必要です。曲げ加工はめっき材ほどではないものの表面傷に注意し、ダイに保護シートを敷くことを推奨します。

ご購入時の注意

  • 裸鋼板のため湿度の高い環境では赤錆が発生しやすく、防錆油の塗布や乾燥保管が必須です。
  • 表面に傷や打痕が付くと研磨跡が残り、外観不良の原因になります。
  • 切断や加工時にバリが発生しやすいため、必要に応じてバリ取り工程を計画してください。

取扱板厚から選ぶ

よくある質問

この鋼板は錆びやすいですか?

はい、表面処理がない裸鋼板のため、屋内でも湿度や汗などで容易に赤錆が発生します。開封後は速やかに使用するか、防錆油を塗布して保管してください。

塗装は問題なくできますか?

表面が平滑で塗装との密着性が良好です。ただし油分や汚れが残っていると塗膜が剥がれるため、脱脂処理を確実に行ってから塗装してください。

SPCC-SDとSPCC-SBの違いは何ですか?

末尾の記号は表面仕上げの違いを表します。SDはダル仕上げで無光沢のやや粗い肌、SBはブライト仕上げで光沢のある平滑な肌です。塗装するならSD、金属の光沢をそのまま活かすならSBが一般的です。

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