ステンレス板 SUS430

材質コード:SUS430 / JIS記号:SUS430

ステンレス板 SUS430(SUS430)の材質イメージ

SUS430はフェライト系ステンレス鋼板で、磁性を持ちながら耐食性と加工性を兼ね備え、安価なため家電部品や自動車排気系などコスト重視の用途に広く使われるステンレス板です。

基本情報

ステンレス板 SUS430の基本情報
材質コードSUS430
JIS記号SUS430
カテゴリステンレス
取扱板厚0.3〜3.0mm9種類)
取扱SKU数99

特徴

  • 磁性があり、磁石に付く
  • SUS304より耐食性はやや劣るが費用対効果が高い
  • 熱伝導率が高く、熱交換用途に適する
  • 加工性は良好で、深絞り加工が可能
  • 応力腐食割れに強いため特定環境で有利

主な用途

  • 電子レンジ・洗濯機の外板
  • 自動車の排気系部品
  • 厨房用バックガード
  • 建材の屋根・外壁材
  • ガス機器部品
  • 美術印刷向けのメッキ下地材

加工のポイント

シャーリング切断やレーザー切断は304と同等に行えますが、曲げ加工では脆性破壊に注意し、厚板では曲げRを大きめに設定します。溶接は304より難しく、低温割れを防ぐため予熱や低入熱溶接が推奨されます。穴あけは硬質で工具摩耗が進みやすいため、適切な切削条件を選んでください。

ご購入時の注意

  • 溶接部の靭性低下に注意し、必要に応じて予熱処理を検討
  • 塩分環境ではSUS304よりも錆びやすいため、屋外使用は避けるか定期的なメンテナンスが必要
  • 加工時の歪みが発生しやすく、矯正工程が必要になる場合がある

取扱板厚から選ぶ

よくある質問

SUS430は錆びますか?

ステンレスなので錆びにくいですが、304より耐食性は劣ります。屋内用途や乾燥環境では問題なく使えますが、海岸や湿気の多い場所では注意が必要です。

磁石はつきますか?

フェライト系のため磁性があり、磁石がしっかり付きます。磁性が必要な用途に適しています。

溶接できますか?

溶接は可能ですが、オーステナイト系より難しく、溶接部が脆くなりやすいです。薄板であれば問題少なく、厚板では予熱や低入熱溶接を推奨します。